日経BP、Wi-Fiキャプチャーの具体的手順をわかりやすく示すのは違法行為の幇助では?

日経NETWORKがやらかした。

itpro.nikkeibp.co.jp

記事冒頭にて

この連載は、報道目的の実験を行い、その結果を掲載するものです。内容には十分注意をしていますが、記事内容を試すことは自己責任で行ってください。

 と前置きしているが、Wi-Fiの全フレームキャプチャーは目的外のアクセスポイントの通信も取得するため、いくら自社内オフィスの通信といえども、通信の秘密を犯す行為となり電気通信事業法第4条、第179条、電波法第59条違反の可能性が高い。

また、通信具体的な内容の取得(分析)を行った時点で民法に定める不法行為に該当する。

なので、具体的な手法を紹介して自己責任と言い逃れをしているが、これら違法行為の幇助(刑法62条1項)とみなされる可能性が高い。
技術的記事として紹介したつもりだろうが、今回の記事はアウト!

日本に本当の意味でプロと呼ばれる自転車選手はごくわずか。

ツール・ド・おきなわが終わって、多くの国内レーサーたちもシーズンオフに入ります。今年の沖縄も盛り上がったようで、そのうちJスポとかBSあたりできちんとした番組作ってくれないかな~なんて思ってしまいます。出場選手のテキストとかでもある程度わかるけど、やはり動画でトップの争いを見てみたいですね。

cyclist.sanspo.com

気になったのは「市民210Km」とはアマチュアの最高峰という位置づけという行(くだり)。なのに優勝者や上位入賞者はJプロツアー参戦しているメンバーなんですよね。
つまりコンチ登録以外のチームはアマチュアでしかないと(ヨーロッパではプロコンチ以上で初めてプロと呼ばれるそうで…)

国内のフルタイムレーサーって限りなく少ないし、人数構成が底辺が鬼のように広く上が極度に狭い二次元関数的な曲線を引いた歪な三角形、これが日本の自転車競技の現状なんですよね。

ヨーロッパ並みとはいいませんが、きちんと賞金が出る→食っていける選手が増えるって環境が育つようになるといいなぁ~と。

そのために微力ながら自分に何ができるか?

・裾野をもっと広げて、レースに限らずサイクリングがごく当たり前の光景になるようにすること。
Webなどで写真や文章をアップし、より身近に感じるな環境を作る。

・自転車にとって安全な環境を作ること。
道路管理者(自治体・国・県など)や警察に対して自転車の通行空間の確保や安全上の改善要望(要求)を文書で出していく等

・クルマ脳の人たちを一人でも減らすこと、そして自転車脳の人も減らすこと。
要はバランスです。鹿児島弁で言うとオイがオイが(俺が俺が=自分最優先)の気質を改善したい。自動車至上主義・自転車至上主義なんて偏食は身体に良くありませんね。

・自転車って楽しくかっこいい!と思わせること。
交通法規遵守(当たり前ですが)、自動車・歩行者とのコミュニケーションを図る等

・紳士であり真摯であること。
実はこれが一番難しい。

まずはできることから一つ一つ。

弁護士は正義を語らない

記事のタイトルでは日本が極悪非道なことをやったような印象を受けるが…本文をよく読んでいくと表題のような問題ではない。

headlines.yahoo.co.jp

離婚した日本人妻が生後間もない子供を連れて帰国した。
     ↓
母親はその後自殺、祖母が孫を引き取り未成年後見人となっている。
(記事からは読み取れないが、この時父親の所在・連絡先は不明だったのでは?)
     ↓
12歳になる娘を返せと米国人が主張。
娘の自殺の一因にもなった男の主張に祖母は拒否
     ↓
日本で訴訟を起こす。
という流れだ。

なお、娘は、父であるトーランドさんとの面会を拒んでいるという。

そりゃそうだ。
娘の立場にしてみれば、友人や生活環境を捨てて日本語が使えると言っても「ガイジン」だらけの国に単身で移住を決めると思うか?遺伝上の父親が今さら親権を主張しても、娘は拒否するだろうな。

ましてや、父親はすでに再婚しており法律上の母親(となる女性)は赤の他人である。
この状況で米国へ子供を連れ去っても不幸になることは間違いない。

別れたとき生後9カ月だった13歳の娘が、実の父親に会うことを拒否することのほうが、むしろ不自然だ。子どもは本来、親と暮らすべき存在だ。

弁護士にとっては自分の名声を高める裁判として張り切るのか?故にさらっと非常識な発言をするんだろうなと思えてくる。

弁護士という仕事は法律の事でメシを食っていいという資格であって、紛争の当事者にとって幸せな結末になることを願う職業ではない。金を払った人物(依頼人)の正義を一方的に主張する商売なのである。
自分自身の体験上、法律すら知らない弁護士も多数いる。

弁護士のバッジは権力の象徴でも正義の象徴でもなく、単に資格証でしかない。

Web広告表示の攻防戦(笑)

Webページを見るのに広告バナーははっきり言って邪魔な存在。
(というか挿入位置が酷いサイトが多い)
自分も入れてるが、可能な限り邪魔と思われるような位置には入れないようにしている。

iOSで有料の広告ブロックするアプリが大ヒット。

Crystal - Block Ads, Browse Faster. on the App Store

当然アフィリエイターにとっては、面白くないわけで
それに対抗する方法を紹介する人も出ています。

tamotopi.com

ここまでして広告表示させるか?と思うが、そもそも本文読むのに邪魔な位置に広告を表示させたり、誤ってタップするような位置に表示させるクソみたいなレイアウトをどうにかしろよ。と思う次第です。
広告うぜぇと思ってる人の大半が同じかと。

多数決は民主主義ではないのか?コンサセンス型の問題点が浮き彫りに。

先日安保法改正に関する公聴会で反対側の弁護士が
「この流れは多数決主義であり民主主義じゃない」
という下りの発言をして、ハァ?と思った人も多いと思われます。

現在の安保改正に関する反対運動の多数は、民主・共産の反自民活動の一環である「戦争法案」とまるでお門違いの煽動が独り歩きし、ネガティブなネタ好きのマスゴミが助長、不安感を煽られた人たちがパニック的に動いてるのが多数で、あとはお祭り騒ぎ好きと自己陶酔型(国に反する行動をする自分に酔いしれる)少数。

反対派の言動の大半が感情的なもの多数で、理詰めで反論している人が皆無に等しいのも今回の騒動の特徴でちょっと辟易しちゃいます。

…なんですが、今回はここではなくこの民主主義について。

現代の民主主義には2タイプあって、

  • ウエストミンスターモデル(イギリス議会をモデルにした多数決型民主主義)
  • コンセンサスモデル(ヨーロッパの小国で主に採用されていたいわゆる円卓会議)

なんだそうです。
(参考:Wikipedia)

で、現代日本の議会政治は原則として多数決式を採用しているのでウエストミンスターモデルということになります。
この多数決型の欠点は反対意見があっても多数派が議席を占めてしまうとマイノリティなものとして処理されてしまうこと。なので反感を生みやすい点です。
(嫌なら自分たちが選挙で国民の支持を受けて多数派になってしまえば良いという単純な話です)

なので、各委員会などではコンサセンスモデル的な事もやって、意見を調整する…なんてことをやるわけです。ところが最近の委員会では揚げ足取りやスキャンダルで相手を攻め立て失脚させることを目的に抵抗運動を行うって下品極まりないやり方が主流で、とてもコンサセンス得るとは言いがたく、落とし所のないコンサセンス型では結論が出ない(時間稼ぎでしかない)ため、多数決で決着をつける話になります。
※この場合の多数決は反政府主義者(政権が変わっても常に反論しかしない者)が多用する強行採決とは言いません。

結局のところ安保改正についても、野党側や反対派学術関係者(9条信奉者)のレベルが低すぎて議論どころじゃないので、多数決で決めちゃうことになりそうです。

では、なぜ速度を持って対応しなければならない安保関連改正法案のコンサセンスがまともに機能しないのか?
議会ではなく、ビジネスのネタですがいい例示がありましたので、記事を紹介します。

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第3回 日本の企業に多いコンセンサス重視型会議の致命的な欠点とは (1/4ページ) - ダメ会議を撲滅する処方箋とは : 日経Bizアカデミー

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この記事中ポイントは2つ

・私は、決してこれがダメだと言っているのではありません。問題は、スピードが重視される現在のビジネス環境の中では、この方法は機能しない場合が多いということです。
・コンセンサスを重視することは、イノベーション(革新)を損なうこと

 まさに保守系保守と革新系保守の違いとも言うべき内容で、ここ10年で急速に変わりつつある東シナ海南シナ海における中国の台頭に、スピードをもって当たらなくてはならないはずが、沖縄の基地問題も含めて稚拙遅速な状況が民主政権下では続きました。

この現代日本において、自ら他国と戦端を開くメリットは全くありません。
蛮人が自分のこめかみに銃をつきつけられて撃鉄を起こされた状態で酒を飲もう言って銃を下ろすと思っているのでしょうか?
まず行動を起こそうと思わせる雰囲気を作ってはいけません、それが真の抑止力です。
軍事力の展開はおまけです、軍事侵攻すればいくら大国と言えども世界を敵に回しますが、やれそうな雰囲気を日本が作ってしまってはダメなのです。

今まさに論語に語源*1を持つ「機を見るに敏」が求められていると思います。

 

*1:子曰、君子欲訥於言、而敏於行。
 子曰く、君子は言(こと)に訥(とつ)にして、行いに敏(びん)ならんことを欲す。
 孔子は「有言実行」を愛したが、基本的に雄弁に巧妙な言葉を操る人よりも、思想や意志を素早く行動にして表し機敏に実践する人のほうが、より君子的であると考えていた。(引用元)『論語 里仁篇』の書き下し文と現代語訳:3 

筋トレと腎臓の負荷について

スポーツでトレーニングをする際に、筋トレを意識することが多いと思いますが、基本的に筋トレとは筋肉の破壊と再構築による強化です。

ところが、この破壊される過程でミオグロビンという物質が血液中に流出します。これらの除去に腎臓が仕事をしますが、夏場のトレーニングで汗をかくことで水分不足に陥ると、その調整のためにさらに腎臓が仕事をしなくてはなりません。
健康な人でも、オーバーワーク(修復が追いつかないほどの筋破壊)になった場合には、腎臓で処理しきれない(急性腎不全など)場合、緊急措置として人工透析が必要になることもあります。

スポーツ医科学レポート NO.12から抜粋

運動と腎臓への影響(水谷 大裕)

ミオグロビン尿:激しい運動で筋肉の障害が起こると、ミオグロビンが筋細胞外に逸脱し、血中に流出、腎を経て尿中に排泄されます。マラソンなどの長距離走や様々な運動で認められます。脱水や、炎暑・寒冷、運動の未熟練が誘発因子となります。自覚症状としては、運動後の着色尿の出現とともに四肢、腹部の筋肉痛や全身倦怠感を訴えます。この劇症型・進行型がいわゆる横紋筋融解症であり、急性腎不全に移行(3―7%)することがあります。最近では、阪神・淡路大震災後のcrush syn.が特に問題になりました(この場合は運動による筋肉崩壊ではなくて外傷に由来)。

つまり、激しい運動後に血尿っぽいのが出るときは、筋肉破壊が進みこれいじょうやるとまずいという注意信号ですね。

また、最近流行りのOS-1の摂取など必要のない電解質の過剰摂取でも一時的に人工透析が必要になることもあります(カリウム過多など)。

あらゆるスポーツのトレーニングにおいて、オーバーワークや補給不足は時と場合によって重大な病気を引き起こす可能性もあるので十分注意が必要です。

運動しない時に筋肉は強くなり(再構築)、臓器への負担も減るので完全な休息が必須です。とはいえ、自分自身の最近は休息が多すぎて負荷不足ですが(笑)

オリンピックロゴ騒動、雑感

ここ数日内のパクリネタに関するつぶやきの覚書

はじまりはここから…

www.sankei.com

そしてトートバッグで炎上

www.j-cast.com

さらに過去の作品等でも似たような問題が大量に噴出。

組織委員会はオリジナルだとして、製作過程を公開。
一方では佐野氏を擁護するデザイナー関連の人々…

togetter.com

さらにカンプを公開するも、これまた素材が無断使用だった。
権利者に断りなく使用すれば盗用(ひとこと言えば済む話なのに…)。
ネット時代の素材関連の著作権管理は本当に難しい。

nlab.itmedia.co.jp

さらに、原案自体が別のデザイナーがデザインしたものに酷似していた。
デザインについては完全オリジナルってとにかく困難。地上に70億の人がいればどこかで似たような発想が出るだろうし、インスパイアされて作ることもあるとは思う。
だけど、これはちょっとダメだろう。

netgeek.biz

そして、その後エンブレムは取り下げに…

商業デザインというのは、100%オリジナルは難しい(似たような発想が出るし、見たことのあるデザインが発想のヒントになり新しいものが生まれることもある)だろうが、ほぼコピペ状態がこれだけ噴出した事自体が問題。

ましてや、商業デザインはスタジオ(工房)作成が主流のためスタッフ全員のリテラシーに問題があったと言わざるを得ない。
インターネット時代の素材管理は本当に難しい。