救急搬送される側になったときの心構えは必要

すでに幾つかのまとめサイトで話題になっている救急搬送されたら暴言言われたという話。

togetter.com


途中のレスでタクシーでも…という話は救急車ではなく病院側ではないでしょうか?

基本的に救急搬送を受け付ける病院は、あくまでも第一次対応であり、その後の具体的な処置はかかりつけや別の専門医でというところが多いですし、当直がその患者の症状にすべて対応できるとは限らない事を覚悟したほうがよいです。

元々医師法では医療行為の定義と範囲を定めているだけであり、救急搬送先の「医師」がテレビに出てくるような救命救急のスペシャリストとは限らない場合もあります。
※特に初期救急(一次救急)は入院・手術を要しない対応で、ごく普通のお医者さんがそこまでの判断ができない(専門分野外・時間をかけて専門的な検査しないとわからない症例など)可能性は十二分に考えられます。

まぁこのへんは医者の品質が…という話ではなく、専門外でも免許持ってれば診られるという制度のほうが問題です。
まぁ症例によっては明確な線引ができない部分もあるので、一概に悪いかといえばそうでもないのが難しいところです。

自分が交通事故に遭い救急搬送された際に、受け付けた病院は脳外の専門で整形外科を持っていなかった(搬送時こちらもそれを知らなかったこともありますが…)、翌日手首の骨折疑いの状況で翌日3時間放置されてからようやく紹介状をもらうという状況でした。

当初頚椎のダメージも疑われたので脳外への搬送は誤りではありませんが、腫れ上がった手首を前に診断すらろくにやらない対応に当時かなり憤慨しました。

紹介先の病院もレントゲン読図で見事に見落とされ、自分の指摘で「あ、ここヒビ入ってる(骨折)ね」と言われ、その後のリハビリも具体的な計画や診察もなしで、理学療法士が治療計画を立てることもなく温熱療法だけで可動領域のストレッチや経過観察もろくにやらない素敵な病院をでした(笑)


結論:救急搬送される際は搬送先の病院が適切な対応を完璧にやってくれると思わないほうが良い。既往症やアレルギーほか症例判定の材料になりそうなものは、情報としてすべて提供すること。
そうすれば、適切なところに搬送してくれると思います。