ADSL終了宣言とネットの過剰品質について

ADSL終了に伴うユーザー争奪戦が始まるという記事。

www.itmedia.co.jp

気になったのは本文中の各事業者の声。

「利用者を(FTTHの)フレッツ光に取り込みたくてもなかなか移行してくれない」(NTT東幹部)

ADSLで十分という利用者も少なくないので動きが鈍い」(ソフトバンク幹部)

そりゃそうだろう。
本文にもう答え出てるじゃない。

ADSLソフトバンク光の契約者当たり月間収入は、2680円と4270円で大きな差があり…

事業者からしてみればARPU(顧客あたりの売上)を上げたい気持ちはわかるが、ここ最近のネット環境は異常と思えるほどの過剰品質状態に陥っているのが現状。しかも本来もっとも重要であるはずのソフトウエアやサービスではなく、回線速度といういわゆる箱モノを売り物にしている状況は明らかに異常だと言わざるを得ない。

ちょこっとWeb見る程度、メールの送受信する程度などネットの速度が不要なユーザーにとってはわざわざ高額のサービスに移行する必要性も必然性もない。

固定回線の高止まりとニーズに合ったサービス提供(過剰品質)が解消できなければ、結局はモバイル(ルーター)に流れていくかもなぁ~。