自転車への交通行政は変わりつつある…のか?

横浜市が自転車の車道走行を徹底する方針というニュース。
http://www.townnews.co.jp/0117/2014/11/13/259448.html
基本的には素晴らしい。

だが、気になるのは記事本文、以下の内容

11年に警察庁が行った調査によると、「原則車道通行」と知りながらも守らないことがある人が半数近く。

これは論外。単に法規違反をしているだけ。

また同年の内閣府の調査では、高齢者の7割が交通安全教育を受けたことがなく、若い世代でも小学校以外での受講がほとんどない。 

 多分大半の自転車が歩道を走っちゃう理由はココ。

小学校でもロクな指導はしていない。皆さんの記憶をたどっても小学校時代には自転車は歩道と習ったはず、中学・高校とかで道路を走れと習った人がどれくらいいるだろう?
現に自分も高校生の頃は歩道をスポーツ自転車で走ってたw

故に知識は小学生のまま大人になっているので、歩道を自転車で走っちゃうわけだ。
都市部の中学校ではジテツウ禁止が大半だと思うので、その教育を受けるチャンスがない。

安全に自転車が走行できるように環境整備を徹底する事が重要。単にママチャリに道路走れといっても、ある程度の速度で走れるロードバイクと違い速度差が自動車とあまりにも大きいママチャリにとって、車道走行は恐怖しか感じないだろう。

と言ってもさほど難しいことではなく、歩道幅を削り路側帯(路肩)の幅を広げて自転車の走行スペースを車道に確保、駐車禁止の取り締まりを徹底するだけで、わざわざ法改正などしなくても十分安全性は確保できる。
無駄に広い歩道を確保することが住民にやさしい都市という妄想の時代はとっくに終わっている。きちんと都市のインフラを需要に併せて設計する必要がある。

あとは徹底した教育。(1)自転車は車道左走行、(2)歩道は原則として通行禁止。この2点だけでも相当変わると思う。個人的にはヘルメット着用義務化も入れて欲しいのだが…。

単に道路に下ろせばいいって話じゃない。