日経紙面で退職希望者員を晒し者にした経営者の話

とある大手IT企業経営者のネタ。

私が退職希望者に「激怒」した理由 (藤田晋氏の経営者ブログ)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO77749270Q4A930C1000000/

要は以前失敗したことある社員にチャンスをやったのに、仕事を放り出した挙句に競合会社にヘッドハント受けたから辞めますって内容に激怒して、方々に広報したと。
まぁ怒るのは当然だが、問題はその怒りの示し方。

それに対する両極のコメントがこちら。

社員が会社を辞めるのは自由なのに、転職社員をNIKKEIで罵倒し、魅力のなさを公言してしまった藤田晋氏の器(かさこ氏)
http://blogos.com/article/95604/

 

日経新聞で退職した社員を罵倒するサイバーエージェントの藤田社長が正しすぎる件について。(中嶋よしふみ)
http://blogos.com/article/95630/ 

 経営サイドとしてはメディアを使って、社員に檄を飛ばすということで転職に抑制をかけるという効果があるんだろうが、(当該の社員のポストも判らないので何とも言えないが)社員は萎縮するだろうなと感じる。
下手打つと日経紙面で晒し者にされるわけだし。

経営者視点では、よくやった!という声が多数出るだろうけど、当該社員の資質がどうであっても社員を育てられなかった企業・経営者としての責任はどうなの?(採用したのはサイバーエージェントなので当然人を育てる責任が生まれる)
この会社は魅力ないの?という疑問符も当然つく。

そもそも「働かせてやってる」「仕事をやらせてあげてる」って考えを持ってるようでは駄目でしょ。それは経営者(創業者に多い)の驕りでしかない。
結局経営陣がその社員に対して見る目がなかったのが、逃げ出した原因では?と思う。

今回はかさこ氏の意見に1票。